四国八十八か所歩き遍路の旅 6日目

9月21日(日)


昨晩、ヒーさんとフェイスブックのチャットでやり取りをしていて、一緒に「別格 慈眼寺」に一緒に行く事になった。


四国のお遍路参りは何も八十八ヶ所だけではない。
別格とは空海(弘法大師)にゆかりのある四国20霊場の寺が集まって四国別格(番外)霊場といわれるものである。
四国八十八ヶ所に、四国別格札所の20霊場を加えると108になり煩悩の数と同じになるので併せて参拝する人もいる。
四国別格二十霊場 - Wikipedia


この別格3番の霊場は「穴禅定」という暗くて狭い修行場があり、以前ネットで見ていて機会があれば行ってみたいなーっと思っていた。ヒーさんは別格も行くのでそれならば丁度いいと思い一緒に行く事にしたのだ。


ヒーさんは19番の立江寺辺りに投宿している。オレはヒーさん達が来るまでここで待っている事にした。
ヒーさん達は8時頃にここに着くというので、久しぶりにゆっくり寝てやろうかと思ったが、7時頃から外にお遍路さんが来始めたので起きる事になった。
ちなみに一緒にいたおっちゃんは朝の5時くらいにはすでに出て行った。


20 焼きおにぎり


予定通りヒーさん達は8時に到着。
ヒーさんに宿で貰った焼きおにぎりをお接待として頂く。
昨日は晩御飯を買ったコンビニ以降、買い物をしていなかったので朝ご飯はないものだと思っていたのでありがたい。


20 快晴


8時30分出発、今日も快晴!
天気がいいと気持ちがいいね!!


しばらくすると、後ろから生臭坊主のぽーさんが追い付いて来た。
昨日あれから会わなかったのできっとオレよりも手前で投宿していると思っていた。
ぽーさんに今日は今から別格に行くんだけど、一緒に行かないかと誘うとOKしてくれたので一緒に向かう。


おまわりさん


ヒーさんとおまわりさんとのヒトコマ。


20 きゅけい


県道22から16に入ると飲食店の前に休憩場所があったので一休み。
休んでいるとお店の方が出て来られたので少々お話しをする。


お店の人:「よくここで休憩するお遍路さんが多いんですが、ネットか何かに載っているんですか?」


す:「ここまで休憩場所らしい所がないので、皆休んでいくと思うのですが僕らにとってありがたい事です(=^・^=)」


お店の人:「そうですかー!ゆっくり休んでいってくださいね^^」


今日はゆっくり行っているのだが、ここまで2時間歩いて座って休める所はなかった。
よほど疲れていない限りは地べたに座り込んで休憩する事はないので、こういうベンチがある所はありがたいのです。


20 食べ物


それからしばらく歩くと「道の駅 ひなの里かつうら」が見えてきた。
そこで昼食を買う。
ここの道の駅はお弁当や惣菜もなかなか充実している。


ここの道の駅には遍路小屋もあり、ここで野宿する事も可能。
この遍路小屋で11時過ぎながら早めの昼食を摂る。
昨晩一緒に泊まっていたおっちゃんがここにいたけど、


「今日はもうここから動かないぞ!」


オーラを出しており、まだ11時なのに今日はここで寝るのであろう。


20 ひとこま


近くのコンビニでのヒトコマ。
ヒーさんはダイエットしなきゃと言いながらアイスを食べてるw


参考として、ここから20番の鶴林寺、21番太龍寺に向かう場合、この道の駅と近隣のコンビニ以外では山道になり水、食糧を買うことが出来ない為、ここで買い出しをする事をオススメします。


20 通り過ぎ


20番 鶴林寺への道をスルーして別格 慈眼寺へと向かう。
慈眼寺へは19番の立江寺から20km、この地点からは7.8kmある。
慈眼寺に行くのはいいのだけど、戻ってくるのがしんどいよ( ;´Д`)
1人だったらたぶん行かなかったであろう。
出会いに感謝である。


20 鮎


坂本川を超える橋を通りかかると鮎釣りをしている人を見かける。
四国は川がキレイだもんなぁ~。


20 道


二手に分かれる道を左方向に取る。


20栗


本当によく栗が落ちているんだけど、蒸かして食べたいわぁ~。


20 坂本前


13時38分、今日のお宿「ふれあいの里 さかもと」の手前まで着く。
ここら辺は家もあるのだが、空き家も多く限界集落の風体を見せている。


ここまでただ歩いているだけではヒマだったので、


す:「韓国で今流行っている事とか何か話してよー」


ヒ:「そーですねーこの前韓国の船が沈んで大変だったんですよー」


す:「いやいや、そんな重い話じゃなくてw」


ヒ:「・・・・・・」


ヒーさんはお遍路マニア過ぎてお遍路の良さを皆に伝えようという気持ちが強いので、自国の流行には疎いのかもしれない(笑)


さかもと


13時35分、今日のお宿「ふれあいの里 さかもと」に到着!
今日のお宿と言ってもヒーさん達は部屋で寝るが、オレはお金の節約の為、外にテントを張って寝る予定にしている。


20 受付


ここは元々小学校で廃校になったのだが、それを宿泊施設に改装して運営している。
中はとてもキレイで元々小学校であったとは思えない。
荷物を置き、別格3番 慈眼寺へと向かう。


別格 入り口


14時11分、慈眼寺へと向かう遍路道の入り口到着。
さかもとの宿からは3.3km。


別格 竹


やはり最初はUP。


別格 小屋3


別格 小屋


しばらくすると遍路小屋発見!


別格 小屋2


中は結構広く、寝ようと思えば十分に寝れるスペースがある。
しかし、中に入るともの凄くカビ臭い。
オレは空気が悪い所では体が敏感に反応するので、ここでは決して寝る事はできないだろう。
プラスここは本当に山の中なので、1人で一夜過ごすとなるとめっちゃ怖いと思う。


別格 道


さすが別格となると参拝する人も少なくなるので、道が荒れている。


別格 道3


宿にバックパックを置いて来ているのですごく楽なのだが、ぽーさんが本気で空荷だったので、何故かヒーさんの赤い荷物を持たされて歩いているw
ぽーさんは優しいなぁ~。
オレの荷物も一時的にぽーさんの部屋に置かせてもらってるのだが、ぽーさんはオレが脱いだスリッパをキチンと揃えてくれる。さすが修行した人は人間出来てるわー。


別格 岩


別格 木


今年のお盆に来た台風のせいか所々木が倒れている。


慈眼寺


ようやくお寺の入り口発見!


慈眼寺2


15時40分、四国八十八ヶ所番外霊場3番 慈眼寺到着!
本当は穴禅定の受付は15時までなんだけど、宿の人が連絡してくれていて受付時間を過ぎても受け入れてくれた。
ここで穴禅定用の白衣に着替え、荷物は全てロッカーの中に入れて行く。


字ガン時 上り


案内をしてくれる人に付いてまた登る。


慈眼寺 山


またクソ山の中。


慈眼寺 てすと


案内の人はオレ達を見渡して、ぽーさんだけここを通ってみてと言われる。
これは洞窟内の一番狭い所の幅で約30cmある。
これを通れないと洞窟の中には入れてもらえない。


無事通り抜け成功!
良かったねぇ~ぽーさん。
しかしぽーさんは1人だけデブ認定された事をぼやいていたw


慈眼寺 清め


ここで塩で体を清めて、湧水で手と口を清める。


慈眼寺 説明


ここでこれからの説明を受ける。
お寺の公式ページによると穴禅定は


大師様は、深山霊谷のそのまた奥に霊気漂う不思議な鍾乳洞を発見し(穴禅定)、邪気祓いのため洞窟の入り口で護摩祈祷の修行をなさいました。
その結願も近いある日、洞窟内に巣くっていた悪い龍が忽然として現れ出て、お大師様めがけて猛然と襲いかかりました。お大師様は、慌てずひるまず秘密真言を唱えうち、その法力をもって悪龍を洞窟の奥に封じ込め、21日間の加持をして、さらに霊木に一刀三礼して十一面観音様を刻み、霊験あらたかな行場としてその秘法を末代の修行者のために残されたのです。

慈眼寺公式web


弘法大師様は19才の時にこれをやったらしいから相変わらず人間じゃないよね。


慈眼寺 穴 上り


さらに登って行く。


慈眼寺 看板


固く閉ざされたその扉が今開く!


慈眼寺 入り口


慈眼寺 穴


ついに現れた洞窟の入り口!
そして写真がボケてる!!
デブの人ぽーさんが一番前で歩いてくださいと言われ、ロウソクを1人1本ずつ手に持ち中に入って行く。


慈眼寺 中


中は真っ暗で、確かに狭い。
案内の人通る場所によって体を横にして左肩から入ってーとか指示が出る。
この指示を一番前の人が後ろの人に伝えていかなければならない。

ぽーさんは


「ちょwwこれマジ狭いんだけどwww」


と言いながらもキチンと後ろのオレに指示を伝えてくれる。
さすが修行した人である。
途中に弘法大師様が龍を閉じ込めた場所を聞いたりする。


慈眼寺 奥


しばらくすると一番奥まで着いた。
ここではロウソク1本100円で、各個人の願いを伝えてくれる。
そしてお参りをする。


慈眼寺 奥2


てかねーここがすごく良かったの。
まずは般若心経を唱えるんだけど、お経のリズムとこのロウソクだけの雰囲気。
そしてやはり本職のぽーさんのお経を読む声がいい!
洞窟の中で響くお経を詠み慣れた人の声がすごく良かった!
一緒に行ってたヒーさんの友達も


「この時はグルーヴを感じた!」


って後から言ってたもんねー。
なんかオレもこの空間の雰囲気とお経の声がすごく良くてポーっとしちゃったわ。


般若心経が終わった後は御真言を唱える。
すると般若心経では大きい声で唱えていたぽーさんがゴニョゴニョ言ってるw
こっちは覚えてないのねと思いちょっと可笑しかった(笑)
それでも他宗派なのに般若心経をちゃんと諳んじてるのはすごいなーって思った。
オレなんか全然覚えてないもん。


慈眼寺 帰り


ここからは帰るのだが、行きとは違う道を帰る。
帰りは「胎内くぐり」と言って産道に見立てて通ることで、知らず知らずに犯した罪をおいて生まれ変わると言うことらしい。
道は狭くて通り抜けるのは確かにしんどいのだが、ロウソクでどのような形をした場所かが分かれば、オレは指示無しでも通り抜ける事が出来ると思う。
まーしかしここの洞窟に最初に入った人はすごいと思うわー。

慈眼寺 目


終わってから本尊に参る。


慈眼寺 目 看板


慈眼寺というだけあって「眼」にご利益があるらしい。


慈眼寺 目2


丁度オレも右目の調子が良くなかったので、「オン・マカキャロニキャ・ソワカ」と唱えながら周る。
霊験あってか、たぶん今は何ともないはず。


帰りの道で案内して貰った方と話しながら歩いていたのだが、この穴禅定では感極まって自分の犯した罪や様々な事を語り始める人がいるらしい。
それを聞いていると、世の中にはまるでドラマの様な出来事を抱えて生きている人がおり、それに比べれば自分が抱えてる悩みなんて小さなものだとおっしゃっていた。
人間誰しも大なり小なり悩みはあるものだが、我々の想像を絶する出来事に出会っている人もいるだろう。
それでも人間は生きていかなければならない。
何と業な生き物なのだろうか。


慈眼寺 せんべい


戻ってきて、穴禅定でかかった費用を納める。
穴禅定は一人だと3000円二人では一人1500円、三人以上で一人1000円となる。
ここではオリジナルお煎餅も頂ける。(割れちゃったが)


費用を納めているともう17時過ぎ。
これから宿に帰るにも1時間はかかる。
お寺の住職さんが、もう宿の人に迎えにきてもらった方がいいと進言してくれる。


慈眼寺 車


はいー車ー。
オレの中では別格は予定してなかったので、ここは車に乗ってもいいとなっているw
いやー久々の車は早いねー。
4日目に見た北海道の女性遍路の方もいたので、宿は違うが一緒に乗っていった。
宿まで快適に帰りお風呂も入れた。


さかもと 晩飯


そして晩御飯。
なんか豪勢だなー。
皆でビールも飲み、今日は本当に良かったねーと言いながらご飯を食べる。
ぽーさんも行って良かったと言ってくれたので、誘って良かったなーっと思った。


さて、テントを張らなければいけないのだが、


さかもと 体育館


今日の寝床は体育館w
宿の人が気を遣ってくれて、体育館で寝れる事になった。
ちゃんと屋根はあるしめっちゃ広いし申し分ない。
ありがたやー。


さかもとはいられん


入られんwww


寝ようと思ったら宿の人が蚊はいないかだとか気遣って下さり、ビールまでお接待をしてくださった。
という訳で今日は大満足で0時就寝。
いやー本当に今日は楽しかったなー。
機会があれば皆さんも是非一度行ってみてくださいね!






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